広がり始めた支援活動・行政の力を得て

たまたま自分が所属する支援団体は、
このたび、
さらなる大きな動き、それが今後の里山と農業を守る動きにつながる、
そんな活動の一員となりました。
その名も、
「三冨アライアンス」というものです。
こちらは、9月に行われた、
「地元の里山と農」シンポジウムの主催、後援、協力団体などが、
再度一堂に会して、
これからも活動を継続しようということになったわけです。

というのも、
このときの盛況ぶりは、
時の要請もあって、参加者は予想の倍を超える600人を超え、
あちこちのメディアでも紹介されましたが、
「緑の孤島」と呼ばれる私たちの所沢が、
トトロの森と言われる自然を守り、
江戸時代から続く開墾の地を大事にしようと、
そんな大きな目標があるからです。
昨日の参加者は、
三冨地区で30年を超え、黙々と落ち葉掃きをしてきた農家さん、
その循環型農業の意味をアメリカオレゴン州の大学にまで広めた、
http://www.tiu.ac.jp/~hori/Santome/index.files/Page772.html
東京国際大学の堀内教授、
トトロの森周辺の生物多様性維持に取り組む
早稲田大学の大堀教授、
さらには、農政課など行政からも4名。
そこの支援団体としては、私たち4名。
あるいは、
しっかり整備されたコナラなどの林を写真に収める写真家のプロなどなど、
総勢14名ほどの会合となりました。

その中でも、
一番力を込めて訴える人は、
なんと言っても、
地元で江戸時代から農業を続けている横山さんという農家さん。
つまりは、
このままでは、防風林の保全は何の効果も見せず、
少しずつ、林が消えて行くという訴えです。
そこで、この会合では、
次の活動を決めることとなり、
それは、「1千人落ち葉掃き大会」。
でも、同じ林に1千人も踏み込んでは、踏圧を言う弊害で、
植物が駄目になると言う意見から、
次のような日程でこれを実行することになりました。
それはね、
これまでもあちこちで行われている落ち葉掃きを、
出来るだけ、
1月22、23日に集中させ、
最後の1月29日は、
締めくくりとして、
提唱者の農家さん、横山農園で行うことにしたのです。

さて、全部で何人の人が、落ち葉掃きに参加するだろうか、
これが最大の関心事ですが、
でも、
目標は1千人ということで、たとえそれに達しなくてもいいからと、
大々的にPRもすることになりました。
最後の日には、市長さん、県知事なども招聘する予定ですが、
何よりも、
地元の農家さんが、一つの旗の元、
農家さんたち一緒に行動を起こすことを、
どんどん、世間に知らしめてほしい、
これが、今回の私たちの願いなのです。
農業は今や、
枯れ草を堆肥として行う、安心・安全な野菜が注目されていますが、
そのためだけではなく、
自然を守り、維持するためには、
それなりの手を加える必要があることを、
もっと、みんなに知ってもらわねばならないからです。
私も、
数年前までは、
手を加える自然の不自然さだけを感じていたのですが、
実はそれは間違いでした。
伸びすぎた林の下では植物は育たず、
伸びすぎた木々は皆、枯れて行くのですって。
都会の隣の我が所沢ですが、
大事にしたい自然であり、農業なのですよね。
その次は、堆肥作りなどなど、
農業の活性化へつながる運動もあるって聞いたし、
楽しい支援活動に関わる自分が嬉しいです。

新しい会社のチラシ完成

 img065-1.jpg     img066-1.jpg    
始め、ただただ、農家さんたちの働きが少しでも楽になるようにと、
「自分はそのフォローができればいいのです」と言って、
農家の孫であった若い青年が、
この地で古くから農業を続けている若手後継者の手伝いにはいりました。
あれから1年余が過ぎ、
自分で出来る農業とはどんなものか、
この青年は散々考えたことでしょう。
それが新しい農業経営の一つになったのです。
古民家の利用と農地を遊ばせることなく、
希望者に貸し出すことで、
次第にその実績を積み、
数ヶ月前には、その形で、会社を立ち上げました。

これまで通っていた農家さんの、
安心・安全な野菜の宅配から販売先の開拓などをしながらも、
でき上がったこの【corot】は、
この二人の若い青年・一人は農業後継者、
一人はその営業をしながら、実現したのは間違いない。
農家さんというのは、予想以上にそれぞれのつながりがない現代、
この二人の、力を合わせる姿は、
見ていて本当にほほえましいものがある。
出来ることで助け合ってるんだもの、
そして出来た会社、まだ、一人の名義のものだけど、
そのチラシがやっと出来たと、
私に今日は見せてくれたのです。

その会社名は『corot』というのですが、
まずは、その意味からご紹介しましょうと思ったら、
まぁ、それは以前、お伝えしてあったと気がつき、
この場では省略。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1595353904&owner_id=169328
でも、小さなチラシに込められたこの会社の活動だけは、
詳しく、ご紹介させていただきます。
チラシ表ならんだ可愛い「ナス」の中で、
・畑、貸してください。Aもちろん
・草むしりはちょっと Aやりましょう
・採りたての野菜でBBQがしたい A出来ます
・野菜作り初めてなんですが A丁寧に教えます
・疲れたんで泊って行きたいのですが Aどうぞ
・五右衛門風呂や囲炉裏で古民家を体験したい Aできます
・味噌作りなどイベントにも参加したい Aもちろん!
・会社のイベントで少し大きな区画の畑を借りたい Aどうぞ~~
・採りたての野菜で、ピザを作りたい A新品ピザ窯があります
・農機具はもちろん、最新式の耕うん機も使いたい Aあります
などなど、小さな文字で、できるイベントのご紹介がある。
これらはみんな、二人の若い農家さんの力を合わせて出来るものだよ。

そのうえ、
私がお勧めしたいのは、
来月収穫の「大豆プロジェクト」に続き、
これからもどんどん、、
さまざまな野菜の植え付け、収穫、レシピなどなど、
どんどん企画できるといいなと思って。
1年契約で行われるプロジェクトでは、
私たちがお手伝いに行くと、
そこには楽しげな若者たちが集まるのです。
前回だけでも、60名を超えていた。
そしてね、
美味しいお昼を食べながら、
さまざまな収穫野菜を披露したり、
その料理を自慢したり?
予想以上の楽しみを味わっているのがわかります。
来年度からは、
この『corot』では、年間スケジュールに私たちが関わって、
さまざまな新しいことも始まりそう。
ぴか一は?
昔親しくなったご近所のおばあさん農家さんから、
切干大根の作り方から漬けものまで教えてもらえる企画も。
きっとね、
都会からお見えの若いご家族など、たのしんでくれるだろうなぁ~~。
峯岸農園『corot』の活躍に乞うご期待です!

お手伝いが増えました

CIMG1092-1.jpg

日頃の農家さんへ、
さんま20匹を届けながら、
今日は、仲間と一緒にイベントの手伝いです。
この農家さんはお祖父さんの残した古民家と農地を利用して、
さまざまなイベントをするのですが、
今日は、その中の一つ、
私たちが彼らのお昼を用意する大豆プロジェクトがあったのです。

時間どおりに到着したら、
すでに、新しいメンバーさんも参加していて、
私たちだけでも6名の参加。
これはもう、これまでにない事だけど、
これっていい傾向。
メンバー同士の気持ちがまとまりつつあることかなぁ。
そして、大豆プロジェクトは、来月の収穫を前に、
今日はさほどの農作業もなく、
参加者は20名足らず。
でも、その中から、
こんな声も聞こえてきて、
私たち、やりがいがあったなぁ。
というのは、
作業は今日は余りないらしいけど、
お昼がね、とてもとてもおいしいから・・だって。
私たちの支援グループには、
本日はメンバーに男性も大勢いたので、
予定していたさんまBQの準備もすぐ終わり、
ついでに落ち葉掃きをしながら、
焼き芋もすることができました。

それにしても、本日は、車の駐車場にも困るほど、
大勢の参加者に私たちもびっくり。
というのは、同時に、
3つのイベントが行われていて、
そのそれぞれがこれまででも一番参加者が多かったみたい。
一つは、学生が多いけど、
本日はさまざまな収穫の日らしく、
小大根、つまみな、枝豆、サツマイモ、乾燥させてあった大豆などなど、
たっぷりの野菜を抱えて、畑から戻ってきたのだけど、
彼ら曰く、
「今日のお昼はこの野菜で作るのです」って。
男性陣が江戸時代に使われていたという振い器?
CIMG1111-1.jpg

その機械を使って、ゴミと大豆の振り分けに余念がなく、
女性陣は、キッチンで何やら、頭をひねったレシピに挑戦。
総勢、25名ほどはいたよなぁ。
さて、最後のもう一つは、
キッズファームというグループだけど、
畑仕事のあと、子供たちの読み聞かせをしたり、
粘土細工で何やら工作をしたり、
最後は、またまた、お母さんたちのお昼ご飯に歓声を上げる。
こちらも総勢、30名はいたかなぁ~~。

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私たちがお昼を用意する大豆プロジェクトでは、
サンマに庭先のユズをもぎ取って、
大根おろしで、焼き立てさんまと、小松菜の胡麻和えと、
けんちん汁に新米のご飯。
デザートは焼き芋ってところ?(笑)。
たっぷり、私たちも一緒にいただいたけど、
美味しかった~~と、みんなで大満足。
その後は、残ったみそ汁をほかのグループにもおすそ分け。
でもでも、余りにも多い参加者たちに、
走り回る二人の若い農業後継者にはお昼食べさせるのが大変だったわ。
今日のこの古民家でのイベントは大成功だったのではないかしら。
だって、
こんなに参加者が多かったのは初めて。
喜ばれながら、手伝いをして、私たちも一緒にイベントを楽しむ。
とてもいい傾向だと思うなぁ~~。
忙しい中、参加して、本当によかった。
ボランティアとは、楽しくないと続かないのだよね。


喧々諤々の定例会・・新人3名を交えて

私も・・いっぱい発言しちゃいました!!
昨日の定例会、
新しいメンバーさんを交えて、自己紹介から始まったのですが、
出席者13名?
そりゃぁ、時間延長しての夕方4時半まで、
合計3時間の会合は実ににぎやかだったのです。

その内容と言えば、
地元の自然と農業と言うことでは、
どちらに関心があるかなど、さまざまな要因が絡んで、
時として、意思の疎通が図れないこともあるからだろうか、
「それって、おかしくないですかぁ」とか、
「それは、こう言う意味だけどねぇ」とか、
皆が身を乗り出しての討議です。
でも、
その時思ったなぁ。
黙っているのはおかしいよってね。
だから、私も思う存分、意見を言ってしまったような・・。

しかしまぁ、
たかが10人程度の会合でも、
これほど意見が分かれるのだから、
国会のあり様を見ても、政府内部のもめごとを見ても、
当たり前かもしれないね。
これって、皆が自由に意見を言える時代になったからだと思うけど、
さて、
私たちの会合、それをまとめて書く私としても、
かなり真剣な会合だったわ。
でも、
最後はみんな気持ちよく、
仲良く別れることができました。

と言うのはね、
皆が、このサークルが好きなんです。
自由にものが言えるから。
さらには、
その存在が人それぞれに意味があるからだろうね。
その人なりの良さを皆が認めているからだよね。
別れ際、
私の肩を叩いて、次回の車の手配をしてくれた人、
でき上がった議事録を昨晩のうちに点検してくれた人、
など、やさしさだけは皆が持つ。
だから、私も~~、新しい年度を迎えたこのサークルで、
これからも出来るだけ、
もっと積極的にやってしまえと思ったのです(笑)。
いまね、こんな新しい団体を結成中。
「三冨アライアンス」が仮名称。
早稲田、東大、東京国際交流大の3校と、
地元行政、地元支援団体が一緒になって、
地元の自然と農業の活性化を目指す・・というもの。
提唱サークルは別だけど、
これに声がかかりました!これからが楽しみ!!

新人さん、募集のお話

この日は私たちが所属する地元「ところざわ倶楽部」へ、1年間の市民大学を卒業した人たちを勧誘する日だったのです。私たちが初めて市民大学に入ってから、すでに4年が経ちますが、地元の教育委員会が主催の市民大学も、年ごとにその形を変えることも多く、昨年度は農業の授業が無かったと聞きました。

だからね、「ところざわ倶楽部」の中で、「地域の自然と農業」をテーマに、地元農家さんの支援をする私たちとしては、勧誘も一生懸命やらねばと、そんな気がして、私も自主的に参加をしてきました。しかも、日ごろ支援活動をしている農家さんたちは、今年に入って、かなり活動範囲を広げているのです。中には、会社組織になったところもあるし、他では地元の行政や生協と手を取り合って、大きなプロジェクトを行った方もおられます。

先日、毎月第2日曜日のイベント、私たち女性陣が昼食作りに行くとき、参加できる女性は二人しかおりませんでした。しかも、どちらも孫同伴というので、ちょっと大変だなと思っていたら、幸いというか、残念というか、ひどい天候でこれが中止。来月こそは、みなさんに喜ばれる、いいお手伝いがしたいものです。というわけで、今回の新人さん勧誘は、私としては、女性の参加をと願っていましたところ、今のところ全体の44%の参加者のうち、わがグループには2名の参加者を確保。これは、8名のメンバーとしては上出来というものです。それぞれのグループが自分たちの活動内容を掲示してあったのですが、その前で、立ち止まる人をゲット、あるいは、知り合いの紹介だからと自主的に参加してくれた方など。

そこで、勧誘する側の自分はいったい何と言って勧誘していたのか、振り返ってみました。それはね、「土の温かさと緑の美しさ」であり、「地元若手農家さんの支えともなる喜び」、そして、「安心・安全な新鮮野菜を食する」などなど。思わずついて出た自分の言葉が、私の気持ちを裏付けているのだと思います。喜ばれながら、自然を愛で、健康な暮らしをする、これが、私たちの活動、「自然と農業」のサークルのです。

 


「農と里山保全のシンポジウム」から [支援活動]

農と里山2.jpg
地元埼玉県所沢市と言えば、
前から書かせていただいているように、
江戸時代に開発された「三冨地区」という農業中心の地域があります。
ここでの農業を「江戸農法」と呼び、
その復活を試みる農家さんと支援する私たちが、
このたび、一大イベントを開催することになりました。
それが本日行われるのです。
http://www.tiu.ac.jp/~hori/SantomiSymposium/index.html
今年の春からその準備が行われ、
昨日は、講演会においでいただくみなさんにお土産と称して、
小松菜とカブのセットを用意したのです。
その数、なんと700個以上。
前日の夜に畑から採取するはずだったのが、
土砂降りの雨で、それが翌朝になり、
男性陣5名ほどは翌朝6時から畑へ出たそうな。
そして、すっかりきれいに洗ってくれていた野菜類を、
私たちは昨日、午後から袋詰めです。
何しろね、参加者が予想以上に増えて、
嬉しい悲鳴が続いたので、
昨日は生活クラブ生協の方も参加してもらって、
10名以上でこの作業をしたら、
ほぼ2時間で終了~^。

このとき、私はお一人の見知らぬ男性にメールアドレスを教えました。
私たちの写真を取ってくれたからですが、
その時、
この人が近くの大学の教授で、
このイベントでもパネラーとして参加されるお一人だと知ったのです。
そうそう、今日から行われるシンポジウムでは、
大学教授が3名も参加。
その他には地元出身のコメディアンであるダンカンさん、
そして、
江戸農法の代表であるこの農家さんがさまざまな話をしてくれながら、
ディスカッションもするんだわ。
あの後、この場にパネラーさんが全員集合して、
最後の打ち合わせをするそうな。

本日午後1時から行われるこのシンポジウムに、
私たちは朝9時から集合して、
最後の準備をする予定ですが、
なんとも大がかりなイベントになりました。
だってね、
開催場所はこの地では一番大きなイベント会場であり、
主催するのは、
埼玉県、
地域農業振興協議会、
農業ジャーナリストの中西さん、
東大や早稲田、東京国際大学の教授たち、
生活クラブ生協と私たちところざわ倶楽部の面々。
もう、すごい陣営となったのです。
そのうえ、地元所沢だけではなく、
農水省や関東全域の環境事務所、
近隣の5つの市、
さらには、地元JAと市の農政課となどなど、
15個もの後援団体が加わっているのです。

その中では、ほんのわずかの力にしかならない私だけどね、
私たちの活動がここまで広がりを見せたことがとても嬉しい。
もしや、今後、
「三冨ブランド」野菜が登場することになるかもとか、
ここにできる新しい道路に、
「アグリパーク」ができるといいなとか、
昨日夕方、送ってくれた仲間の車の中で、
話がはずんだなぁ。
さぁ、今日は一日、
このイベントの成功に微々たる力を発揮してこようっと。
昨日知り合った、大学の先生のお話も楽しみです。
だってぇ、
大学時代、あんまり勉強しなかった私が、
今本当に興味あることで、
その先生と知り合いになれたんだもの(笑)。

会社組織になりました・・農業後継者より [農業の法人化]

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30歳にも満たない青年が、
この度、新しい農業を目指して、
ご自分の活動を会社形式で、再スタートさせることになりました。
それは、
私たちが地元の農業を活性化させるためには、
まず、農業後継者にその意欲を持ってもらうこと、
そして、農業がなりたつほどに、
その経営がさらに現代にマッチするものにすることだと、
そんな気持ちで、地元支援を続けていたのが、
実りつつあるとも言えるのかもしれません。

特に、
これまでにもご紹介させていただいている二人の若手農家さんは、
ともかく、安心・安全な野菜をできるだけ地元で販売できるようにと、
さまざまな企画を行うたびに、
私たちは、わずかながらもさまざまな手伝いをしていた。
それは、二つの農家さんが協力してこそ出来ることだったのですが、
その一人は、野菜作りが専門であり、
その野菜を販売するには、もう一人の農家さんの、
地道な営業も欠かせなかった。
ネット販売だけではなく、
小さなスーパーにも最近は卸をするようにもなりましたが、
特に宅配では、どんな要望でも車を走らせていたのは、
もう一人の、会社勤めの経験があるこの農業後継者だったのです。

そして、このたび、
この後者の青年が、
お祖父さんの残してくれた古民家にあれこれ手入れをして、
立派な民宿のごとき場を提供することにしたのです。
ここでは、
キッチンを使っての自由な料理から、
五右衛門風呂、囲炉裏、バーベキューなどなど、
100年以上も前の屋敷での、生活体験ができると言うのです。
そして、もちろん、
さまざまなイベント、大豆栽培のサークルや貸農園を利用する面々に、
この古民家利用して、
餅つき、味噌作り、あるいは、ソーメン流しなどなど、
今後も様々なイベントを計画したいとの事です。

本日、このような形でと言って、
新しい株式会社の概要が届いたのですが、
その会社名は、「colot」。
若い青年らしく、
しゃれた名前の奥にこんなにもいい意味がいっぱいあったとは、
その意味を質問した私は、
その返事にもまたまた、感動です。
人が会社を、自分の会社を作るときって、
こんなにもそこに「意味」をこめて、名づけるんだぁなんてね。
この青年の心意気も感じられようと言うものです。
さて、「colot」の意味、なんだと思います?
若い農業後継者を応援して下さるみなさん、
ぜひとも、こちらのHPをご覧くださいませ。
http://www.corot.biz/
上のメニューから、さまざまなサービスをご覧いただけます。

イベントの手伝い [農業ボランティア]

新しい農業経営の一つの方法としてお祖父さんが残してくれた農地を貸農園にした峯岸農園では、それまでは関谷農園で行っていたイベントをこの地に移動したことで、最近特に忙しくなりました。もともと貸農園もしているのだけど、その他に、年間契約のグループには月一回、昼食付きでお祖父さんの古民家の利用を提供します。もちろん、宿泊も可能なので、特に夏の間は利用客が続きます。

その中で、私たちがお手伝いすることといえば、いまは、月一回、お昼を提供することです。先週の日曜日もその日だったのですが、私たちシニア世代はお盆休みは家族が集まったり、あるいは自分が故郷へ帰ったりと、なかなか暇がない。そこで、今回はバーベキューを行うことになったと聞きました。お手伝いはいらないと聞けば、ではというわけで、到着したのも11時前。でも、やはり、いろいろ準備があるもので、私と一緒に行った仲間の男性は特に、バーベキューの場所作りからテーブルのセッティング、そして、火起こしを任されてしまって、ちょっとお気の毒にも思いました。だって、たった一人だったのですから。

キッチンでは峯岸さんのお母さんの気持から、サラダやジャガイモ茹でも始まっていたし、バーベキューの野菜カットも全部終了。私は、唯、お皿を運んだ程度かしら?というわけで、この日参加の15名ほどの会員さんが泥と汗にまみれて戻ってこられた時には、用意は全部終了です。買い物から戻った峯岸さんもホッとされたことは間違いはない。

CIMG0328-1.jpgCIMG0341-1.jpg

市内でも最古といわれる古木2本が並ぶ庭先では、3台のコンロに肉や野菜、そして、焼きそばのいい香りが漂い始めました。やかんの麦茶には氷が入れられ、会員さんは早速、お昼ご飯。美味しい、おいしいと言っていただくって、こんなにも嬉しいことだとは思いながら、でも、私はさらに、二つも嬉しいことがありました。それは、今回で3度目の顔合わせをした参加者たちが、すっかり私たちを認めてくれたこと。親しく話をしながら、最後には、「また来月会えるわね」って、別れたこと。さらに、来月行われる私たちのイベント、「里山の保全と農業」という講演会にも、とても関心を見せてくれたことです。

参加者をつのりたい気持ちはさておき、ボランティアの存在はこんな場面でこそ、生きてくるのだということを私は感じたのです。ということはね、生産者と消費者を結ぶ役目、それができたら、私は支援活動も究極に入るのではないかと思うのです。どんどん、農家さんの顧客と親しくなり、地域全体の農業の発展のために彼らの経験がいつかきっと広がっていくこともありうると、私は思います。だって、安心・安全な野菜を食べたいと思う彼らが、農業の発展と自然保護に無関心であるはずがないと思うからです。ほんのわずかな力ですが、これからも農家さんの手伝いを楽しみたいと思います。


いよいよ法人化の若手農家たち [新しい農業]

思いがけず早い話が舞い込みました。私たち地元の農業の活性化には、農家同士が協力する形で、せめても営利を得ることができなければ、若い農業後継者たちが農業に戻ってくれるはずがないと思っていたのです。でもね、なかなか農家同士をまとめることは難しいと知り、今では日頃の農作業は私たちシニア世代には体力的にも大変なこともあって、たまのイベントなどの協力をする程度だったある日、若い後継者から、新たな決意を聞くことができました。

私たちが支援している農家といえば、みなさんにもすでにご紹介してある9代目の後継者。安全で安心な自然農法の難しさに直面しながらも、すでに4年目を迎えて、ネット販売はかなり地に足が付いてきたとも言えるでしょう。この農家さんと協働の形で、すでに1年以上、さまざまな形の農業経営を模索していたのが、お祖父さんの農地を再利用している、やはり若手の農家さんがおりました。この人は同じ所沢市内の、農地は残されているが、1年前までは一般企業で働いていた男性です。前者が関谷農園、後者が峯岸農園です。

 DSC_06821.jpgALIM2502-1.jpg

さまざまな農家さんと知り合いになって、私が感じることは、農家さんは外の世界、企業の経営のノウハウなどにはさほどの経験がないことから、農作業には詳しいけど、経営のノウハウにも現実の労働条件などにも疎くなるのですよね。その点、峯岸農園のこの青年は社会経験がある分、どうしても理不尽なまでの現在の農業環境を変えたくなるのは当然のことです。こうして、彼は一大決心をしたのです。

まずは、この二人の取り組みをざっとご紹介しましょう。野菜などの収穫までを受け持つ関谷農園と、そこで以前から行われていたさまざまなイベント、たとえば、1年契約の大豆ファームやお子様に畑の体験をしてもらうイベントなどでは、毎月1回、今度は、峯岸農園の、これまでお祖父さんが使っておられた農地を利用することに。これによって、まずは、関谷農園では耕作面積が増え、ジャガイモなどの収穫が増えていくだろうと予想されます。そして、もちろん、峯岸農園では、耕作放棄されていた農地が開拓され、あるいは、シイタケ栽培なども可能になってきたのです。

さらに、このとき、峯岸農園では、お祖父さんが残してくれた古民家の利用ということで、まずは、この100年前の古民家の整備として、備品の補充、電気関連の改修と交換、五右衛門風呂とシャワーの刷新、キッチンの鍋・釜からお皿、あるいはバーベキューセットまで整え、キッチンの衛生面など、あちこちの検査にも合格。そして、先日、最後の締めくくりとして、資本金を振り込んできたとのことでした。明日は、栃木県まで芝生を買いに行くのだそうな。そして、今日は、バーベキューをする場所の雑草を取っていると聞きました。まだ始まったばかりの新しい農業の形です。なんとか、暑さに負けずに、若い力は十分発揮してほしいと思います。


関谷農園のレシピ集を書く [支援活動]

特に、無農薬だったり、無肥料だったりする場合、出来上がった野菜は、あまり手をかけず、生成りの、言いかえれば野菜本来の味を楽しんでもらいたい。トマトの少し酸っぱい味やその香りが懐かしいという方も多いのだけれど、その味わいを失わないでおきたいと、私も実はそう思うのです。でも、そのままいただくだけでは、ちょっと物足りないと思われる方もおいででしょう。そこで、ここでは、関谷農園のレシピ集に、農園で栽培する特徴ある野菜を使う料理のご紹介をしようと思ったことを、お伝えしたいと思います。

そして、そこには、私たち支援グループの、特に男性陣の料理に対する姿勢をお伝えできるのも楽しみなのです。メンバーのおよそ半数は、貸農園にて自分で、農業を行っております。あるいは、数人の方は、半農半漁の如く、魚釣りも大好き。ですから、魚と野菜を使った料理を自分で行うという習慣もお持ちなのではないでしょうか?

ALIM2886.JPG

そんな中、若手農家さんがこのたび、これまでのホームページを一新させました。そして、そこにレシピのメニューを加えてくださったのです。さて、ここを埋めるべく、私たちにその依頼が着たのです。女性の中には、野菜のレシピをご自分の家庭にも増やしたいと願っておられたり、新しもの好きの女性が、珍しい野菜栽培に挑戦もされています。あるいは、宅配を希望する女性が、配達された珍しい野菜を上手に保存する方法も試行錯誤されてます。

男女にかかわらず、私たちメンバーが皆、このレシピ集に、ご自分のお勧めを紹介できるようにと、農家さんは、パスワードを教えてくれました。さっそく、まずは、「明日葉」の利用法、あれこれ。そして、新じゃがのおいしいイモモチなどが書き込まれています。このブログをご覧に皆さまも、ぜひ、ご活用ください。楽しみながらのレシピは、必ずや皆さんのお口にあるものになると思います。

次の「関谷農園へようこそ」から、上段の「レシピ集」をご覧ください。

http://sekiyanouen.jimdo.com/

 


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