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所沢周辺の農業後継者たち・その2 [新しい農業]

 

地元の一人の消費者が、所沢の農業後継者たちにわずかでもエールを送ろうとして、ここに彼らの日ごろの姿をご紹介します。

そこから見えてくる農業への、そして地元を思う熱い気持ちを感じていただければ、それだけでもいい。

と同時に、今後は野菜屋コロットさんが関わる所沢周辺の農家さんなど、さまざまな農業に関連する若者をご紹介しましょう。

 

2回 下富の関谷農園さん・江戸農法を継承して、今や9代目です


2回目に登場していただくには、関谷農園の後継者・和博さんです。

DSC_06881[1].jpg江戸初期、周辺はただの原野だったのが農地として開拓されたことから、北海道に次ぐ開拓地として、いまでは屋敷林を持つ住まいと畑、平地林が細長くつながる農家集落が出来上がりました。

時の流れとともに今では減農薬の栽培から自然農へと、こちらの関谷農園さんもご家族総出で、より安全な野菜作りに精を出しておられます。

今でもお元気かと思われますが、時折顔を出してこられるお祖父さんの姿がなぜかとてもいとおしく思われるのは私だけではないでしょうね。

 

                       

 ALIM2886-1.jpg さて、関谷農園さんでご紹介したい農作物の一つに明日葉があります。

屋敷林の中を少しだけ開拓して、多くの落ち葉が舞い散る中、明日葉栽培は数年前から。

これはおそらく和博さんのアイディアではないかと思われますが、生命力が強い明日葉は、余分な化学肥料も必要なく、春の訪れとともに新芽を吹いてくれます。

これは農家さんの一番の喜びかも。そしてもちろん、私たちには抗酸化物質として健康な体を保証してくれるのではないでしょうか?

明日葉はもしや「てんぷら」だけなんて思っておられませんか?ぜひ、ご一緒に新しいレシピの開発をしましょう。

 



005-1.jpgもうひとつ、関谷農園と言えば、10ヘクタールもある農地なので、耕運機などを使う農作業を行うことから、常に大量の収穫があると聞いております。
その中から今回は人参をご紹介したいのですが、お客さんたちにこのジュースがとても人気だと聞いたことがあるからです。
人参とリンゴを混ぜ合わせただけで、甘い人参ジュースの出来上がり。ミキサーでもジューサーでも、あるいは最近人気のフードプロセッサーでも、利用次第でいいジュースが出来上がりますよね。
この場合、リンゴも人参も「わけあり」で十分、そして、あのカスはなにに使いましょうか?

                    次回は、瑞穂にて鶏卵業を営むうえのさんをご紹介しましょう

所沢の農業後継者たち [新しい農業]

第1回 狭山ヶ丘の中農園さん・ホウレンソウとイチゴ
地元の一人の消費者が、所沢の農業後継者たちにわずかでもエールを送ろうとして、ここに彼らの日ごろの姿をご紹介します。そこから見えてくる野菜への、そして地元を思う熱い気持ちを感じていただければ、それだけでもいい。是非とも、日ごろ敷居が高そうな農家さんのありのままの姿をお楽しみください。

010.JPG第1回目は、野菜屋コロットで一番人気とも言える「中さん」。その理由の一つに、野菜屋コロットによく顔を出してくれることもありますが、実はそれだけではないことをご紹介しなければなりません。お住まいは狭山ヶ丘ですが、畑地は市内数か所に点在している現在です。これは、例えば、ホウレンソウに適するところだからと、三ヶ島地域にホウレンソウを植えることになったとか。野菜に適する土地を探し歩く、そんなお父さんの農業への姿勢があったのです。ご両親と息子さんご夫婦の4人の協力体制はこのような野菜のありのままの姿を大事にする気持から生まれたのではないでしょうか?その上、若い息子さんご夫婦の素朴なれども、お互いへの温かい思いやりは素晴らしいものです。これもまた、奥さまが、地元の消防団員としてボランティアにも励む若旦那に惚れ込んだせいかもしれませんね。

001.JPG今回は、中さんのところで数ある農産物の中から、まずは次の二つをご紹介しましょう。一つは、ホウレンソウ。お父さんによる若いころの研究の成果が、日本一甘いホウレンソウを育てあげたのです。もちろん、自然の寒さに当てる栽培方法だからこそ生まれたホウレンソウは、袋詰めにされますが、その量の多さにも驚きます。
ただし、季節のものゆえ、1年中はご提供できないことだけはご承知ください。

014.JPGもうひとつ、季節を早取りするかのように、早、中農園では「いちご」の収穫が盛んです。一度口にされればお分かり頂けるのですが、ほとんど農薬を使わず、イチゴ本来の味わいを消さないために、できるだけ自然の姿で栽培をします。言わば、シンプルな栽培方法かな?その甲斐あって、生成りの甘さと酸味が生まれるのだとか。 
 
次回は、下富の関谷農園さんをご紹介します。  


日経新聞全国版に登場です [古民家付き貸農園]

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取材が相次ぐ昨今の古民家コロットですが、この日は又特別の感動をもらえそう。その取材は、月一回行われる「大豆レボルーション」の三回目の日でした。今年の6月から始まった第2年度の大豆レボルーションは、去年から継続している参加者も多く、総勢30名が集合です。秋晴れの中、草むしりなどを終えた参加者たちは、もうお昼を待つばかり。つまり、この古民家では、単なる農作業だけではない、自然の中で体を動かすことが好きな仲間が集い、まさに同じ釜の飯を食いながら、あたかも皆が家族のように触れ合う大事な時間を持てるのです。

この日は、外にバーベキューのセットを出して、炭火でのさんま焼きを楽しむことになっていました。去年同様、近くの魚屋でさんま30匹を買いだした私は、でも、今年になってからは何らの手伝いもする必要がなくなっています。というのも、参加者の中から、いつも数名が自発的にレシピ担当をしてくれるからでした。本日も3名の女性が、朝10時前から、栗ごはん、昨年の大豆でこの春仕込んだ味噌を使っての味噌汁、そして、ゴウヤなどの和えもの、そこにさんまが加わる形。だがまぁ、茹であがった栗を剥くのが大変で、結局、畑から戻った参加者たちも、栗を真ん中に囲炉裏のそばで栗剥きもも始めたり。。。

 12時半のお昼に間に合わないぞと急ぎ、かまどはやっぱり、慣れた峯岸オーナーに頼みましたが、でも、外でのさんま焼きもスムーズに運び、出来上がったご飯と一緒に、それはもう、最高の味わい。私だって、ちゃんとご馳走になりましたが、なんだか、申し訳ない気分もするなぁ。次回からは500円の食費は受け取ってもらおうかと思うほど。

そんなにぎやかな食事風景から始まって、日経新聞社の記者の女性とカメラマンの男性は、実にたくさんの取材と撮影を繰り返しておりましたが、やっと、それが9月24日土曜日の夕刊に投稿されていたのです。いつもは何気なくお手伝いをしている私たちですが、この記事を読むと、今や「古民家民宿コロット」は、恥じることもないほど立派な、新しい農業経営の一つとなった気がします。それほどに、都会から1時間足らずのこの埼玉県所沢市の古民家民宿は、今や都会の方々にとって、本当に癒しの場として認められてきたのかと思います。というほどに、この日の参加者たちも実に楽しそうだったなぁと思いだしてる私でありました。


地元大学からのお誘いとは・・ [新しい農業]

私たちの所沢市には、早稲田大学の人間科学部がありますが、ここからのお誘いが古民家民宿にあったと聴きました。これもまた、古民家民宿が法人となって、活動を始めたからこその成果でしょう、だって、この早稲田大学の講義がなんと、「地元の活性化を学ぶ」というものだと云うのだから。そして、一緒に参加を要望されたところが「陽子ファーム」と言って、地元で長年、有機栽培で実に多品種の野菜、果実などの栽培から加工品の販売まで手掛けている農家さんだと云うのです。

この話をもし、私たちメンバーが知ったら、喜んでくれるのではないかと思い、この場に一緒に書かせてもらいました。というのも、私たちの活動の一つに、これらの農家さんが、農工商だけではなく、学の分野でも認められるようになるのがとても大事な事だと思うからです。しかも実際に地元の活性化を担う仕事をしているからこそ、こんな要望があったのだと、私が思うわけですが・・、ついでに、日頃支援している自分たちまで認められていくような嬉しさもあるのかもしれませんね。

その日にちも定かではないし、私たちがその講義に参加することは不可能ですから、それが終わった時には、参加された民宿のオーナーには詳しく聴いてみたいなと思う私です。というのも、実際に農業の活性化という目的で私たちの活動の一つがあるとしても、その実、なかなかさらなる知識の習得や実践が難しい。私が一番必要ではないかと思うところの消費者団体との連携などが、まだまだ何もできていないからなのです。

若い農業後継者に私たちができることは限られています。勿論、支援者たちにもそれぞれの生活があるので、決して多くに応えることもできない。けど、若い人たちはご自分たちの考え、望み、その方法を駆使して、ここまで広がってきました。それを今は大事に、大事にしながら、先を楽しみにするのが今の私たち世代の務めかもしれませんね。と同時に、譲ってはならない大事なものを教えるのも、私たちの役目だと思うこの頃です。若い学生と一緒に学ぶ農業後継者に期待します。

 


初めての大イベント「所沢アートリエ」 [新しい農業]

ちょうど10年になるという今年の9月11日に、古民家民宿は「所沢アートリエ」というイベントを開催することになりました。しかも、今年の3月11日には、地元農家さんとのつながりが現実的になって、野菜屋コロットも開店することができていました。この両日を特に取り上げるのはおこがましいかもしれないけど、私はやっぱり、これからの農業に、さまざまな影響を与える出来事になっているのではないかと思います。

前回も述べたように、今後消費者が求める農業と言えば、やはり、「良心的であり、自分の利潤だけではない、地域に根を下ろした農業」であってこそ、誰もが心安らぐ自然が守られることにもつながると思います。古民家民宿を立ち上げたとき、この若い農業後継者は、地元の良き理解者、支援者に大きな感謝を示しながらも、あれこれご自分の才覚を発揮して、その広がりは今は東京各地にまで。こうして、ともかく実現するのが、9月11日の「所沢アートリエ」になったそうです。

その趣旨は勿論、自然が生活の一部であるような暮らしを目指すことで、畑の中でのライブ、畳の上に寝転んでのヨガ、あるいは、地元産のおいしいフランス料理のマルシェ、同じく地元産の手作りピザ焼きなどなど、実に盛りだくさんの中身だそうな。この際、まさに「泥臭い農業」を誰もが楽しめる、しかも農業とアートとの連携に広げようと、これに賛同してくれたのが、若者20人を超える人たちで、すが、それぞれが己の自慢できるものを、この日には提供するというわけです。だから、来てくれる方々も市内にとどまらないとか。しかも、J-comからの取材もあり?

というところで、私も思うのだけど、このイベントが今後さまざまな変化を見せながらも、もしや市内での「アグリパーク」の前身になるかもしれないのですよね。そこには、地元の行政関連からもきっとやってくるでしょうshi,J-comからの取材もあります。昨日、古民家のオーナーが云いました。「日頃支援してくださる皆さんには、今回は自分たちだけでどこまでできるか見てほしいのです。その後のご感想はぜひとも伺いたい。今後もいろいろお願いしたいことは山ほどあるのだけど、でも、せめて、赤字にならないようになってからこそ、支援をお願いできるのが筋というもの。なんとか成功させたいと思うと同時に、できたらほんの短時間でも見に来ていただきたい」と。そうだよね、誰もが心配するのは古民家の経営の厳しさです。初めての大がかりなイベントが古民家民宿で行われるようになりました。私も友達誘って、のんびり遊びに行きましょう。そうね、焼いてもらったピザでも食べながら、畑でのライブを楽しもうかな?お弁当持参の必要がないのも嬉しいわね。


農家さんと野菜屋コロットのつながり [新しい農業]

最近特に嬉しく思ったのが、いつもいろいろ店の要望に応えてくれる若手農家さんと野菜屋コロットのつながりの成果。昨日、よくお店に顔を出してくれる農家さんがちょうどお店にいたとき、あのとき、彼は、多分コロットの主人に日頃の請求書を持ちこんだのでしょうが、店の主人は何やら、長電話。

それを見た農家さん、私に教えてくれました。「ああ、地元のピザ屋さんから野菜のオファーがあったのですよ」と。その連絡が農家さんの方に連絡が来たとき、農家さん、なんと!野菜屋コロットの日頃の活動に協力の思いがありや?コロットを通すことをピザ屋さんに伝えたとか。

さて、電話の相手は、各種の野菜をほしがってくれているらしい。「え、パプリカですか?ちょっと待ってください、ねぇ、パプリカ、まだあるかな?」と、その場の農家さんへ。こうして、何種類かの野菜のオファーが決定。う~~ん、少しずつ野菜販売の先が広がっていますが、何よりもうれしいのは、農家さんがコロットの活動をただの売り上げだけを目指しているのではないことを分かってくれていることでした。

 というのも、このピザ屋さん、開店準備中の現在というけど、そのお店の名前が、「所沢のピザ釜屋」だそうな。地元の野菜を使うことでさらにその名称の意義を深めようとするのでしょうが、その時選んでくれたのが、私たちが願うところの「安心・安全な野菜」に徹する農家さんの中から、この若手農家さんを選んでくれたこともすごい事だと思いませんか?良心的な農家さんの集まりで、いつの日か、この地にアグリパークが実現するのも夢ではないかもしれません。次はそのお話を。


良心的な農家さん [新しい農業]

最近のとある大学教授の言葉に、「良心的な農家さん」というものを見つけました。これは中部大学の武田教授のブログの中でですが、風評被害に悩む福島の農家さんの中で、特に取り上げたい農家さんだと思ったそうです。

というのも、安全だからと言われても、幼い子供を持つ親たちにはわざわざ福島方面の野菜を、イカに安くても食べさせようとは思わないのでは。これは、親であれば、そして、イメージ力の豊富な方であれば、無理からぬことだと思います、というわけで、農家さんの中には、しっかりとご自分が育てた野菜類の放射線量を確かめると云うのです。これを称して、私も良心的な農家さんだと言いたいと思うのですが・・。

さて、古民家民宿にも、千葉県のホットスポットから子供連れが多く遊びに来るようになった最近ですが、さらには近くの保育園でも、保育士さんが60人もの子供たちを連れて、お泊り保育に来るようにもなりましたそうな。そんな時、オーナーさん、自分も古民家周辺の放射線量をしっかり調べておきたいと、この度、レンタルでのガイガーを申し込むことになったそうです。勿論市役所の環境整備課などでは2週間に一回、ガイガーチェックをしていますが、あの夏祭りが行われた公園なども0.1以下のセシウムだと記されていましたので、かなり、私も安心のひと時。

でもでも、どこに放射線が積もっていないとも限らないのが、この怖さを言うものでしょう。芝生の上、外の水道のまわり、畑地の中、栗林の中、あるいは、あの900年を超える欅の大木にだって。そんな不安を抱く人を非難するのは間違いです。「もしも自分に子供がいたら」と、古民家のオーナーはまだまだお若い青年だと云うのに、福島の母子の無事を願い、署名もしてくれた上に、今回のレンタルのガイガーの話を聞けば、それでこそ、3・11以降の農業のあるべき姿ではと私は思いました。


地元夏祭りでのオファー [新しい農業]

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野菜屋コロットが開店して、ほぼ半年になります。幸いにして、場所を提供してくれる自治会の方々は非常に活動に熱心で、今年も夏祭りがあると聴きました。すでに2か月も前からの計画なのです。毎年のことゆえ、その熱意には感心する私ですが、こちらの自治会は参加が自由ということもあり、いざ参加された方の中には、その活動に積極的に取り組んでくれる方が多いのかもしれません。かくして今年も、自治会館の道を隔てた場所にある小さな公園で8月27日夕刻からの夏祭りとなりました。

ところで、この日は、いつもの通り、バーベキューのコンロを出して、冷えたビールなどで、皆が思い思いに過ごすことになったのですが、なんと今年は、野菜はすべてコロットの物を使うと言ってくれたのです。お一人千円の会費なので、参加者40人程度として、野菜類は一万二千円分?さぁ、コロットでは、バーベキューに都合のよい野菜を買いだしてくれました。その種類、万願寺とうがらし、水ナス、明日葉、その他、トマトにキュウリにスイカに、イチジクも。

でも、日ごとお客が多い古民家民宿ではオーナーがこちらに顔を出す時間もなく、私だけが時間があると?というわけで、私は4時ごろ、この公園に到着です。多分、野菜類を切ったりして、その準備をわずかでもお手伝い?その代わり、たっぷりご馳走を召し上がれとか?だからね、まな板と包丁持参で出かけました。後は、ちょうど家にあった秩父名産の「なめちゃん」とかいう名前のお味噌と、以前購入した宮古島の「雪塩」をもって。

到着したら、なんと、バッテリーの大きいのが採りつけられ、公園のベンチ周辺には灯が空にともされ、すでに大勢の係の方が。ビニールプールにはたっぷりのお酒が冷やされ、スイカ、キュウリのがその間に泳ぐように?時間を待つようにして、いい香りが漂い始め、そのバーベキューとはすごい量!ビーフに大きなソーセージに、イカに鯵までありました。炒めた明日葉と、たっぷりのミョウガには味噌がよく合うし、冷たいキュウリや茹で卵にはお塩が大人気。コロットで用意してくれた野菜や卵はすべて市内のものでした。地元で喜ばれる形、さらに広がりを見せました。


関心を持たれる「都市型農業の新しいカタチ」 [新しい農業]

8月24日、東京の文京区で行われたワールド・カフェに、ゲストスピーチとして、古民家民宿コロットの峯岸さんが呼ばれました。講師などという形で最近、ご自分の活動を紹介するケースはこれで2度めですが、今回はまったく見知らぬ会社からの声かけとあって、支援者の私たちもびっくり。それは、「スペースU」という会社で、「人むすびの場」作りを提唱するところでした。

人と人が力を合わせてこそ、大きな事ができるのだという考えは、どの世界にも通じることですが、この、多くの人の理解と協力がなければ、新しい農業の発展もない。その思いは、常に峯岸さんに感じるところでしたが、その甲斐あって、農家さん同士のつながりも深まり、その結果、古民家民宿も埼玉県で初めての認可を受け、それがテレビに登場し、そして、今回のオファーがあったのだと、私は思います。

さて、当日、大忙しの面々ですが、日頃、コロットの農地を借りている女性や県の緑再生化の池田様、あるいは、市役所政策企画課の肥沼様、さらに東京新聞にも在籍の鈴木様などのほかに、所沢市内からも大勢の参加者を交えて、実ににぎやかなワールド・カフェは、あっという間の終わりました。

これは、峯岸さんの日頃の活動の報告を聞いた後に行われる形を取っていたのですが、さて、その皆さんのご感想をという時に、誰もが口にしたのは、まずは自分が行ってみたいと云うものだったのです。おそらく、中にはご自分の仕事につながるかも知れないとか、あるいは、行政としてこれ名今後につながる注目すべきことかもと思われて、暑い夏の盛りをものともせず、あの日はお出掛けになったのではないだろうか。予想上回る40人以上の参加を見たのでした。

それが結局、みなさん、古民家の魅力にあっという間に取りつかれてしまったのかもしれません。中には、古民家のあの畳の家を、子供たちの実家のように思わせたいとか、お泊りをするとき、天井を見上げる自分は必ず、お祖母ちゃんの家を思い出すだろうなどなど。人の心に郷愁を誘う古民家が、東京のとある会社の目にとまりました。新しい都市型農業というのはただ、営利を求めるだけのものではないのです。若い方々にも決して無視できないものになることと思います。


消費者の声は・・

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たまたま、この場合の消費者、購買者の声を考えてください。野菜屋コロット第1号店は、緑あふれる高台に並んだマンション街にありました。しかもね、5階建てのマンションにはエレベーターが無いのです。これが建設されて早や30年以上が過ぎていると思うけど、今や住民はほとんどが高齢者に足を突っ込む年齢の方ばかり。さて、この地で、野菜屋コロットはどのような声を聞いたのでしょう。

当初、朝どり新鮮野菜をということで、朝の6時ごろから農家さんを回り、一緒に野菜を摘み取っていたわけですから、店に並ぶのは、ほとんどが葉物。これが夏になれば、夏野菜でにぎわうとは思ったけど、最初のころは端境期で、野菜集めはかなり苦労したを聞いてます。ところが、お客さんからの一番の声は、重たい野菜を売ってほしいと。なるほどねぇ。彼らにとっては買い物が至難の業でも合ったのです。

さて、次は驚くなかれ、多くのお客さんから、「お花は無いんですか」という声でした。これは~~、もしや男性には理解できないことだったかな?「お花ですかぁ~~。なんとか探してみますよ」と、オーナーさん、不確かな返事をしたような気がする。けど、さすがですよね、農家さんではお花も一杯栽培していました。季節の花を、ほんのわずかでも揃えてくれるようになった今、野菜屋コロットは実に華やかになりました、お客さんの喜ぶ声と一緒にです。

さて、高齢者の少人数家族が多いことから、卵などもばら売りで。あるいは、水菜?多すぎるから分けてほしいなどなど、小分けにすることが大事だと悟った私たち。お米もほしい、できたら、醤油もなんて声もありますが、この場合、地元産ではなくなるでしょ?もしや、そこまでは無理かもな。

でも、一番の要望は、開店時間を早めてくれって。これは地元のサークル活動にやってくる人たちが、その場で買い物がしたいからだと云うのです。常日頃、自治会さんも協力してくれるのだから、これは頑張りましょうということになりました。1時間早めに開店してもう1カ月程度になりますが、気に入った野菜、卵などを必ず買ってくれる人たちが増えて、しかもね、他のお客まで早く来てくれるようになったのです。消費者、購買者の声は大事にしよう。その陰に、こちらの野菜への絶対的な信頼があるからだと信じて。


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