「落ち葉掃き」の前の作業 [農業ボランティア]

ALIM2328-1.jpg
ちょっと無理すれば、 行けないこともないし・・・と、
主婦同士の私たち、今日の「横山農園」という場所でのお手伝いに、
やっぱり出かけることにしたんです。
以前、
落ち葉掃きなどという、
いかにも冬のまっ盛りの農家さんのお手伝いに行ったことはあるけど、
今日は、落ち葉掃きを市役所農政課主催で行う前の、
その準備というお手伝いがありました。
なんだか、前回のさつま芋のときも、 芋掘りの前段階のお手伝いだったっけと、
友達と話をしたんですが、
今日は、なんと、 落ち葉を集める際に邪魔となる、
小枝などを拾い集める作業です。
初めて訪れる農園ということでは、
私も興味深々でしたし、
何よりも地面にうずたかく広がっている、
落ち葉の中を歩くときの心地よさと言ったら、
それはもう、
温かさの何物でもないような気分。
最近、運動不足だと思っていたので、
これはちょうどいいチャンスだとも思ったし。
幸い、冷たい風も吹かない、 真っ青な空の下で、
木漏れ日をうれしく思いながら、
しかもね、
焚火がこの場合は許されるのかどうか?
20名近くのボランティアの面々は、
焚火を囲んで、まずは朝のご挨拶。
地主の農家さんは、
つい2か月前に父上が死去され、
残された息子さんだけでは、
この広い雑木林をいかんともしがたいところ。
私たちの集合に心からのお礼の気持ちも伝わります。
ALIM2337-1.jpg


昔、この林は富士のふもとの樹海が如しだったと聞きました。
それから4年間、
ボランティアの力で、ここまで整理され、
今は、ブナや楢に、桜と松の木立が広がります。
此処に落ちた枯れ葉が集められ、
有機栽培に大いに役立つというのですから、
それはもう、大事な雑木林なのでしょう。
そこで一つの質問をした私、
「松も肥料になるんですか?」と。
そうしたら、
「あのねぇ、松はですね」
と、その答えに私はびっくりです。
落葉樹の落ち葉だけでは、
畑では軽すぎて風に吹かれて飛んでいく。
それらの落ち葉を松の葉がしっかりつなぎとめるんだって。
しかも数年前に、松くい虫にやられた松林を再度、
植え付けから始めたばかりだというのです。
「10年後には此処も素晴らしい松林になるでしょう」
と、農家さんの声は明るい。
農業とは、このようにして、
さまざまな失敗を乗り越えて、
そこに力強い協力者がいてこそ、
安心・安全な野菜作りができるのでしょう。
今日は先輩の車に乗せていただいたこともあって、
午前と午後の2時間ずつ、
雑木林をうろうろして、集めた小枝などを運んで、
それでも、たったの8千歩の行軍?
終わったあと、焚火を囲んでの焼き芋のなんとおいしかったことか~~。
農家さんと一緒の作業をすることが、
農業を理解する一番の近道ではないかと、私は思いました。
ALIM2344-1.jpg

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。