募金の喜び [新しい農業]

 

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よりによって、あの東北大震災の日、開店した「野菜屋コロット」なのですが、2回目の時、開店時間を待ち切れずにいたお客さんがおっしゃいました。「なんで、募金箱を作らないのですか」って。えええ?実はまだ、その気持ちの余裕がないほどに、第2回目は第2回目として、大量の仕入れをした社長さん、それを並べることに大忙し。私たちもね、そこで意見を言うべきか迷うほどに、お手伝いの仕方もまだ分からない二日目なんだから。

するとそのお客さん、ご自分の代金を払った後で、千円札を一枚差し出してくれました。「だからね、基金箱、作りなさいよねぇ~」と、声を荒げての催促です。慌てて、そばにあった籠をそこに置いた私たちだったけど、というのも、「売り上げの一割は、募金として、赤十字に送ります」と書いたビラも貼ってあったんだから。それ以上に、何かをしたいと願うお客様で、その日の募金はかなりの額に上ったはず。

ところで、3回目、お手伝いのメンバーが、一人は庭の草花を鉢に植えて、もう一人は、自分で育てた胡麻、トウガラシ、手作りの切干大根の袋詰めを持ち込んで、売上はすべて、募金にするとの申し出もある。さて、これってね、誰に云われたことでもないんです、自主的なやさしい心がなければできないよ。ただし、どことなく、PR不足になりがちなのは、日本人の悪い癖かもしれないなぁ。いいことをするときに、奥ゆかしさは要らないかも~^。だってね、目立つ所に置いた方がいいと言っても、さほどその気にもならないんだもの。

私だったら、たとえば、家の掃除をするときでも、後でそれとわかるようにやる癖がある。それほどに何かをするときに、後にその成果を自分で確認したいんだわ。もちろん、自分だけではない、その場の人にも喜ばれたい。だからね、いい品を売る時には、ちゃんとPRしようじゃないの。私たちは素人だけど、この野菜には自信があると言えるでしょ?募金一つでも、自信を持ってやりましょう。喜ぶ人が必ずいるはずなのだから。、

 


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