買い物難民の場所? [新しい農業]

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・・・と言うと、とても寂しい感じがするけど、このマンション群はいまから30年ほど前に市内でも高級マンションとして登場しました。何が高級かと言えば、自然あふれる狭山丘陵を切り開いた結果、道端にはお店が一軒もない、本当に静かな緑あふれる、でも、坂ばかりが続くマンション群となったのです。当時は、マンションにエレベーターが付く時代ではなかったのか、残念ながらこのマンションにエレベーターはありません。そして、高齢化が進んだ今、住民は毎日の買い物が最大の問題となってきていたのです。

日頃、関谷農園の販売を担当していた峯岸青年は、「ジャガイモを買ってくれるレストランはないだろうか」とか、「どこかの幼稚園での販売はできないか」とか、あるいは、「公民館でもいいし」などなど、アタックする気持ちはあれども、JAを通すこともない彼にそのチャンスは少なかった。それこそ、私が紹介した我が家極近の小さなスーパーぐらいかな?業を煮やした彼?ついに行動です。それがもしや、買い物難民と言う現実に気付いたからかもしれません。アタックした結果、予想を上回る歓迎ぶりで、このプレゼンはほぼ3カ月でまとまったのです。

しかし、これは運がよかったと言うべきでしょう。だって、ちょうどJAが市の農政課の世話で、市内で同じような買い物が難しい場所での販売を始めたと同時だったからです。でも、あちらは週1回、露天での販売に対して、彼はきちんと自治会を通し、その自治会が日頃利用するコミュニティ会館での販売ですから、週2回でも少ないそうな。しかも、使用料なしで、テーブルも椅子もお貸しいただく。提供してくれる農家さんを一緒に回ったり、宅配するお宅に同行してみたりと。その報告を聞くたびに、私もまた、これが実現するかもしてない喜びを隠せなかった。

それはね、つまり~^そこには、自治会と管理組合との両方の熱い思いが込められていたのです。さて、その熱い思いとは?オープンしてからというもの、毎回、ホールではお茶飲みが始まるのです。そして、彼らはいつもこんなことを言う。「よかったです~^。こんなに人が集まったことがない。このホールに人が集まることを願っていた」と。さほどに、お客さんと私たちとこの役員さんたち、すっかり仲良くなりました。さぁ、これからが本当の連携ではないかしら?消費者と生産の・・ですよね。誠実に販売を進める野菜屋コロットのオーナーに、私たちが夢を託す場所をもらっているのかもしれません。


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