雪が降る前に [農業ボランティア]

数日前のことです。午後から雪かもしれないという天気予報だったけど、約束の農家さんへ手伝いに行きました。それまでも何回か、顔を出しているけど、本当に農作業を手伝うのは今回が初めて。私たちに一番希望することはと、だいぶん前に聞いたとき、「ボランティアさんがほしい」と、この農家さん返事は実に明解。さほどに、手が足りない毎日なのです。そんなことから、私たちは自分が行ける日にと言う前提で、農業ボランティアを申し出たのですが、その第1番目が私一人のこの日でした。 

到着したのが朝の9時半。すでに畑に出ている彼らの姿を探し、長靴に履き替えた私は、実はドキドキしながら、畑仕事を手伝うことになりました。というのも、私の体は決して、畑仕事ができるほど頑丈ではないからですが、それをちゃんと承知していてくれることから、合計2時間だけの農作業の合間に、若手二人の農家さんは、何度も何度も、私を気遣ってくれました。だからこそ、仕事を選んで、私ができることでと、彼らの心意気はいつもと変わらず、やさしい^^のです。

幸い、朝のうちの小雨もストップして、午前中はなんとか雪も降らずに、思った通りの仕事ができたと、彼らの喜びの声は切実です。結局、4畝を耕し、種をまき、その上からドラム缶を転がして土を固め、さらにまるい枠を取り付けて、ビニールシートをかける。その後、杭を使ってひもを渡し、最後にビニールシートの端っこに土をかぶせて、終了です。雪が降ってしまうと、そのあと1週間はこの作業ができなかったと、彼らは心の底からうれしそうに私に話してくれました。

この地方は、その昔、荒れ地を開墾して畑にしたところですが、それからいままで9世代にもわたって、農業を守り続けているのです。あたり一面、畑だらけのこの土地は、とても豊かな自然を持っているし、若い二人が力を合わせ、春に芽を拭くラディッシュや青梗菜などを植え込むとき、それはさぞや楽しいかと思うけれど、でも、やっぱりちょっとさびしくもあるのではないかしら。だって、この日、この広い大地に農作業に出ていたのは、この二人だけなんだもの。大した手伝いはできなくっても、ちょっとはにぎやかに作業を終えることができたのかも。別れるとき、「雪降る前に終わって、よかったねぇ」って、一緒に喜ぶ相手が増えたんだもの。 

 


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コメント 1

ぴろゆき


こんなに稼げるならもっと早く教えてくれよ!
まだ始めて1週間で2人しかヤってないけど、もう10万達成しちまったぜ!
これじゃ3年間、安月給の工場で働いてた俺がバカみたいじゃねーか(笑)
http://onafriends.net/syo/44941s4/
by ぴろゆき (2010-02-25 15:01) 

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