支援者を支える「支援者」とは・・・ [新しい農業]
実際の農家さんたちの方が、地元の農政課などとの交流を保ち、さまざまな支援の方策を教えてもらうことがあるのかもしれません。でも特にさほどの活動ができない私の場合などは、自分のすることが果たしてどの程度のお役に立つのか、心配になることが無いわけではないのです。そんな時にいつも自分に言い聞かせるのは「初心忘るべからず」なのですよね。
たとえば、地元でこれはと思う農業後継者に出会って、そのままずっと支え続けたいと願う時、それはもしや、地元全体の役に立っているのかどうか、個人企業を応援するだけではないのかなど、疑問に思う人も出てきても仕方が無い。それを解消できるのは、ご当人の農業後継者の理念にあるのではないでしょうか?
この日、私はぜひとも古民家宿泊を初めたコロットさんの講演を聞きたいと思いました。若い彼がなぜにこれまでこの事業に一生懸命なのかを知りたかったから。そして、それを見守る人々の熱い思いも確かめたかった。でなければ、今後はもしや、私たちの支援が減って行くかもしれなかったからなのです。その講演会は「循環型農業を所沢に」という考えで、毎日新聞をリタイアされた方が熱い思いを語られた後、それに応えるかのようにコロットさんは堂々とこれまでの活動と今後のビジョンをパワーポイントを使いながら、実に端的に話を進めてくれました。
う~~ん、この方だけではない、その場のすべてと思われる方々の賛同を得て、コロットさんは拍手の中。しかもね、そこにおいでいただいていた先輩、私たちがこの道では大の経験者と目するところの二名の先輩方が私と一緒にこの講演会に来てくれていたのです。あのですね、支援するものを支えるその支援者とは、経験豊富な大先輩に他ならない。勇気を出して一人でもと、この講演会に出かけた自分を、実は私、褒めちゃいました(笑)。他の講演会より、実は今はこっちが大事だったのです。だから、少し申し訳ないと思ったのだけど・・ね。
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