農業ボランティアの難しさ [農業ボランティア]

私のグループには、すでに農業ボランティアを経験した方、あるいは現在それを継続している方など、メンバー数名にその経験があるのですが、その相手先は皆、別の農家さんです。お父さんを引き継いでご一緒にとか、先代が亡くなられた後お一人でとか、あるいは、お父さんとは別の理念で農作業をされる方など、さまざまな農家さんがおられます。したがって、その年齢もさまざまだし、経験も長短いろいろというわけです。

それらの農家さんの農ボラをする誰もが口にするのは同じことで、農ボラって、難しいよねってこと。それは、一生懸命お手伝いをすればするほど、ふとしたことで、自分の意見が言いたくなったり、あるいは、農家さんの経営について、さらに詳しく知りたくなったり。そこを上手に話題に出せるまでになるなんて、一朝一夕でできることではないというのです。そりゃぁそうですよね。どちらも、みんな一国一城の主であるわけで、ご自分の農業理念も経営方針も、それを信じて日夜努力されているのですから。

でも、ここで日頃ご紹介する関谷農園は、父上の、暮らしを営むに足る農業であるためにと行ってきた理念より以上のものをと、若い後継者が完全に独立して、自然農法を始めて、まだ1年あまり。その彼らを支援する私たちは、一体何をすれば、この若者たちの支援ができるのか、それを知りたい思いに駆られました。だってね、夢がいかに大きくても、日ごろの支援の微々たるものが果たしてどれほど役に立つのか不安になるほどに、支援活動が必要に見えるからなのです。

ある夕方から、私たちは強引に日時を設定し、夕飯前の関谷ジュニアを訪ねました。日頃の仕事場には煙突付きのストーブがたかれ、並べた椅子に座りこんだ私たちですが、関谷ジュニア、最初は少し緊張していたかも?それもそのはず、一番怖い?消費者の集まり、しかも、ご両親以上の熟年男女の集まりだものね。でも、予定の1時間半を過ぎながらも、必死で夢を語るこの若者に、私はやっぱりエールを送りたいと思います。頑張りますから、よろしくお願いしますと・・・、彼は何回言ったことか。やれるだけやってみること、応援するよと、今更ながら心に決めた私でした。それが彼らのやる気につながるのではと思うからです。ボランティアの難しさも、これがあれば少しは解消されないかなぁ。


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麦わらのマルシェ

はじめまして。

僕も所沢が実家ですが、茨城県で有機農家として新規就農しました。
ようやく1年たった駆け出しです。

よく都内に販売などに行くのですが、地元にこうした活動があるのを知って、とても励みになります。

応援して下さるかたや、ネットワークがあるととても心強いですね。

ぜひ見習いたいと思います。
by 麦わらのマルシェ (2011-01-04 07:51) 

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