二人の手より3人の手・・農業ボランティアの役目

農作業にまったくと言えるほど素人の私が、しかも、股関節が人工関節だというのに、やれることはありました。それがわかっただけに、手伝いは楽しいものですが、ただし、ボランティアというものは、無理をしてまでやってはならない。たとえば、交通量の激しい道路を、スクーターで走ることは、私にはやめた方がベターです。ボランティアで交通事故に会ったとしたら、それはただ恥ずかしいだけの事だと思う。

さらに、若い農業後継者の手助けをしている場合、周囲はみんなボランティアより若い世代の場合も多い。こんな時、年寄りの冷や水は自慢できることではないでしょう。だからこそ、自分のできる範囲をきちんと伝え、手伝ってもらう側の農家さんたちを心配させないのも、ボランティアの務めかなと。彼らの口癖をこの際お伝えいたします。「無理なことはしないでください。休みながらやってください」と。

それでも、彼らは心の底からボランティアが来ることを喜びます。それがなぜだからわかりますか?その一つ、何よりも、手伝う手は二つより三つがいいのです。三つだからできる作業もあるのです。三つだから、これだけの量が終わるのです。そして、その二つ目は、予想外のことでした。ボランティアが行くと、若手農家さんの顔が明るくなる。里芋の分別を、日がな一日一人でするより仲間がいれば気持ちが落ち込まないと彼らは言う。これは、土を相手の農家さんにとって、同じ作業をするものであれば、誰もが感じることでしょう。手伝う量が問題ではない、手伝う人がいるだけで、彼らを喜ばせることができるとしたら、それだけでもボランティアの役目を果たしたことになるのではないでしょうか?


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