良心的な農家さん [新しい農業]

最近のとある大学教授の言葉に、「良心的な農家さん」というものを見つけました。これは中部大学の武田教授のブログの中でですが、風評被害に悩む福島の農家さんの中で、特に取り上げたい農家さんだと思ったそうです。

というのも、安全だからと言われても、幼い子供を持つ親たちにはわざわざ福島方面の野菜を、イカに安くても食べさせようとは思わないのでは。これは、親であれば、そして、イメージ力の豊富な方であれば、無理からぬことだと思います、というわけで、農家さんの中には、しっかりとご自分が育てた野菜類の放射線量を確かめると云うのです。これを称して、私も良心的な農家さんだと言いたいと思うのですが・・。

さて、古民家民宿にも、千葉県のホットスポットから子供連れが多く遊びに来るようになった最近ですが、さらには近くの保育園でも、保育士さんが60人もの子供たちを連れて、お泊り保育に来るようにもなりましたそうな。そんな時、オーナーさん、自分も古民家周辺の放射線量をしっかり調べておきたいと、この度、レンタルでのガイガーを申し込むことになったそうです。勿論市役所の環境整備課などでは2週間に一回、ガイガーチェックをしていますが、あの夏祭りが行われた公園なども0.1以下のセシウムだと記されていましたので、かなり、私も安心のひと時。

でもでも、どこに放射線が積もっていないとも限らないのが、この怖さを言うものでしょう。芝生の上、外の水道のまわり、畑地の中、栗林の中、あるいは、あの900年を超える欅の大木にだって。そんな不安を抱く人を非難するのは間違いです。「もしも自分に子供がいたら」と、古民家のオーナーはまだまだお若い青年だと云うのに、福島の母子の無事を願い、署名もしてくれた上に、今回のレンタルのガイガーの話を聞けば、それでこそ、3・11以降の農業のあるべき姿ではと私は思いました。


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